国土地理院は、日本全国の地形を3Dで閲覧ならびに3Dプリンタによる出力を行うことができるWebサイト「地理院地図3D」を公開した。

「地理院地図3D」

同サイトでは、「地理院地図」から配信している地図データ(地理院タイル)と標高データ(標高タイル)を利用し、Web上で誰でも日本全国の任意の地形を、360度回転させながら閲覧できる。対応ブラウザは、Internet Explorer 11、Google Chrome、Firefox。

また、同サイトで出力したデータを元に3Dプリンタで出力し、立体模型を作成することも可能。ファイル形式はSTLファイルおよびVRMLファイル。このほか、WebGLを利用したWebサイトへの設置などに必要なファイル群もダウンロードできるということだ。

なお、同Webサイトのデータを用いて実際に3Dプリンタで出力した模型は、東京都・飯田橋の印刷博物館で開催中の企画展「3Dプリンティングの世界にようこそ! ―ここまで来た!驚きの技術と活用―」(6月1日まで)、および茨城県・つくば市の「地図と測量の科学館」(国土地理院)にて見ることができる。