ルネサス エレクトロニクスは3月19日、2014年2月19日に公表した早期退職優遇制度の実施に696名の応募があったと発表した。

今回実施された早期退職優遇制度は、同社の生産本部に在籍する従業員、ならびに同社生産本部の在籍者以外で、製造関連の国内グループ会社の再編に伴い移籍を予定している従業員、そして同社生産本部が管轄する国内関係会社に在籍する従業員を対象としたもの。2014年2月28日から3月7日までの期間で募集を受け付けていた。

応募者は2014年3月31日付で退職となり、通常の退職金に特別加算金を加算して支給されるほか、希望者には、再就職のための再就職支援サービスの提供が行れる。

なお、今回の実施に伴い、特別損失が約30億円発生すると同社では説明しており、2014年3月期第4四半期に計上する予定だとしている。また、今回の人員削減により、人件費を年間約50億円ほど削減できる見込みだとしている。