LINEは3月6日、2013年12月よりプレオープンした「LINE MALL」で、同日より販売手数料を撤廃すると発表した。また、iPhone版も同日よりリリースする。
LINE MALLはスマートフォンに特化したECサイトで、「片手でウィンドウショッピングをするような感覚で『発見型』の購入体験を楽しむ」ことをコンセプトに掲げている。
これまでも出品時や決済、購入の手数料は無料だったが、出品者が商品の売買が成約した際に、商品価格の10%をLINEに支払う仕組みとなっている。今回、販売手数料を撤廃することで、完全無料で出品・販売が可能となる。プレオープン後に販売手数料を撤廃したことから、LINEではこれまでLINE MALLで商品を販売したユーザーに対して販売手数料を払い戻す予定だ。
これによりLINE MALLでの出品障壁が下がり「一般ユーザーや個人でハンドメイド商品を製作しているクリエイターから広く出品を募ることができるため、購入者の多様なニーズに対応できる」(LINE)としている。
なお、春先にも募集・開設が予定されている企業アカウントについても販売手数料は無料の予定だという。LINE MALLにおけるマネタイズについて広報部に回答を求めたところ「LINE MALLに限らず、LINE全体のビジネスが『マネタイズ』について考えておらず、投資をする段階だと考えています」との答えを得た。
ほかに、LINE MALLアプリ内に新カテゴリとなる「LINE セール」を新設する。LINE セールで取り扱う商品は、国内外のバイヤーが集めた商品を中心として「LINEセールでしか購入できないような商品」「お得な価格の商品」を厳選して紹介するという。
LINEは今後も「継続して商品との出会い・発見の機会を提供する仕組みを拡大していく」とコメントしている。