三井不動産は2月26日、「マツダスタジアム」に隣接する大規模複合開発「広島ボールパークタウン」A地区の計画概要が決定したことを発表した。2016年2月に全体完成する予定であり、これにより広島ボールパークタウンの全施設が完成する。

同開発は「MAZDA ZOOM-ZOOMスタジアム広島(略称マツダスタジアム)」西側のA地区と東側のB地区からなる「スポーツの感動があふれる街」、「球場とともに進化する街」を目指す大規模複合開発だ。

2011年9月に基本計画が承認されたB地区は、「見る」「買う」「体験する」「住まう」「楽しむ」をコンセプトに、「コストコホールセール広島倉庫店」、「スポーツクラブ&スパ ルネサンス 広島ボールパークタウン」、「パークホームズ広島ボールパークレジデンス」の3施設で構成される。

A地区では、B地区とシナジー効果を発揮する賑わい施設を誘致することにより、集客力を高め、計画地周辺の街づくりに寄与することを目指す。「躍動感」と「華やかさ」を計画のキーワードに、プロ野球が開催されない期間なども含めて年間を通じて賑わいを創出する「非日常的空間」を整備し、「街の新しい機能付与」、「新たなライフシーンの発信」などを実現していく。

具体的には、プロ野球選手の練習風景を見学できる「広島東洋カープ」による「カープ屋内練習場」、広島市中心部のハレの場となる「アイ・ケイ・ケイ」による「ゲストハウス型婚礼施設」、「三井不動産レジデンシャル」による球場に隣接した希少価値のある分譲住宅「ボールパークレジデンスII」という3施設で構成される。