サイバーエージェントの連結子会社であるCyberZは2月18日、シード・プランニングと共同で実施したスマートフォン広告市場動向調査の結果を発表した。同調査ではスマートフォン広告を「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」「成果報酬型広告」の3種類に分類して、2013年のスマートフォン広告の出稿額を推計し、市場規模予測を算出している。
発表によると、2013年のスマートフォン広告市場規模は1652億円で、前年比193%となっている。2014年のスマートフォン広告市場規模は2304億円と予想されており、2013年予測時の1526億円より1.5倍増加した。
2014年は、広告主のスマートフォン対応がより一層進み、企業規模を問わずWebプロモーションのスマートフォン対応の加速が見込まれるとしており、広告商品別では、検索連動型広告が前年比147.2%の1257億円、ディスプレイ広告が前年比133.4%の870億円、成果報酬型広告が前年比121.2%の177億円と予測されている。
検索連動型広告市場は、ユーザーの検索利用の拡大に伴って高い水準の成長が見込まれ、ディスプレイ広告市場は、自社のデータを活用したターゲティング広告の普及などにより、市場全体の活性化が期待できる。
成果報酬型広告はアプリデベロッパーからの需要のもと広告表現の多様化が進展し、引き続き安定して成長するという予測で、2016年にはスマートフォン広告市場規模が3000億円を突破する見込みとなっている。
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