ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは13日、2013年通年の家電およびIT市場の国内販売動向を発表した。PCおよびタブレット端末の総計販売台数は、前年比16%増の2,130万台に向上。また、リテール市場に占めるタブレット端末の数量構成比は、前年の23%から39%まで拡大した。
2013年のPC販売台数は前年比4%増の1,585万台となり、この中でリテールPCは販売数が前年比20%減となった。一方、タブレット端末販売台数は前年比79%増の545万台で、PCおよびタブレット端末の総計販売台数を押し上げる形となった。同社はタブレット端末やスマートフォンの市場拡大にともない、PCの需要が低下したとみる。
2013年のタブレット端末販売台数は、前年比79%増の545万台。画面サイズ別では、7型クラスが2012年末から急拡大し、2013年通年の数量構成比で60%を占めた。通信方法はWi-Fiモデルが全体で前年より4ポイント拡大した60%となり、同社はモバイルルータやテザリングによる通信手段が増えたとみている。
なお、本調査におけるタブレットとは、画面サイズが5.6型以上のタッチ対応スレート端末を指し、OSにAndroid/iOS/Windows RTなどを採用する。RT版でない、通常のWindows 8やWindows 8.1搭載のスレート端末はPCに含まれる。