今回のイベントの登壇者で東北大学金属材料研究所の元客員教授である安彦兼次氏

日本科学未来館は1月26日に、現在開催している企画展「THE 世界一展」の関連イベントとして、出展者の1人で、1997年に純度99.9996%の「超高純度鉄」の「溶製」に成功した東北大学金属材料研究所 元客員教授の安彦兼次氏を登壇者としたサイエンティスト・トーク「"超高純度鉄"の誕生とその未来」を開催する。

同氏は「超高純度鉄」を実現して以降も、そこにクロムやニッケルを添加する技術開発などにも挑戦。極めて「割れにくく、朽ちにくく、溶接しやすい」合金の開発なども行ってきており、今回のトークイベントでは、こうした「超高純度鉄」に関する研究成果と、その実用化の可能性に関する話が行われる予定。

同イベントは2014年1月26日の14:30から約1時間を予定しており、未来館の3F「サイエンスライブラリ」にて定員40名で開催される予定。

参加方法は、事前申込不要で、直接会場受付にて受け付けを行う方式となっている(入館料不要)。

なお、同イベントはUstream上でライフ中継も行われる予定となっている

安彦氏が開発した純度99.9996%の「超高純度鉄」