IRKitプロジェクトは1月15日、外出先からiPhoneを使って家電を操作できる赤外線リモコンデバイス「IRKit」の販売を開始した。価格は7,500円(税別)。

IRKitは、iPhoneなどのiOS端末をリモコンとして家電を操作できる赤外線リモコンデバイス。IRKitに家電のリモコンの信号を学習させることで、専用アプリ「IRKitシンプルリモコン」上から家電を操作することができる。Wi-Fiに接続し、インターネットを通して外出先からでも操作することができる。

IRKit

本体の寸法は62×62×17mm。Wi-FiはIEEE 802.11b/g/nをサポート。本体の他、電源として、USBマイクロB端子(別売り)が必要となる。またリモコンとして利用できるiOS端末はiOS 7以降のiPhone、iPad、iPodTouchとなる。

IRKitの利用イメージ

IRKitシンプルリモコンの利用イメージ

なおIRKitの提供にあわせて、同製品に対応したiOSアプリを製作できる「IRKit iOS SDK」も公開する。

IRKit iOS SDKは、IRKitを通して赤外線信号を送信したり、家電製品のリモコンから受信した赤外線信号を学習してiOSから操作できるようにするための機能をまとめたライブラリ。このSDKを利用することで、位置情報を使用して家の一定距離範囲内に入るとエアコンをつけるアプリや1ボタンで家中の家電の電源を消すアプリ、Facebookと連携して友だちの見ているテレビにチャンネルを合わせるアプリなどを開発することができるという。