アプリックスIPホールディングス(アプリックス)は1月8日、iOS7の新機能iBeaconやAndroid OS両用のセキュリティ強化版Beaconモジュールが、欧州航空会社が行う旅行案内の大規模位置情報ネットワークの実証実験に採用されたと発表した。

同実証実験では、対象国の商業組合の協力により、まずは50箇所の店舗にアプリックスのBeaconモジュールを設置して運用ノウハウを蓄積し、今春の観光シーズンまでには対象国の首都全域に展開することを目指している。また、一般に向けた商用サービスの開始とともに主催者および店舗などの発表を予定している。

なお、同社のBeaconモジュールは、日本電波法技術基準適合証明や、各地域の認証を取得しており、国内のほか海外での利用も可能。

国際標準化機関認定登録局から発行された識別番号と米国の国立標準技術研究所(NIST)が認定した暗号化方式などを組み合わせて開発した電子認証などのセキュリティ機能を備えることにより、成りすましや不正アクセスなどを防ぐことができる。