Facebookページ運用の考え方はなんとなくわかってきたけれど、実際に具体的な施策はどうしたらいいの?とお悩みの方にぜひご参考いただきたい!すぐに実践できる施策実例を、Facebookページの成長レベルごとにご紹介します。

メリークリスマス!
ソーシャルメディアマーケティング事業第一本部の営業担当矢野です。

Facebookで何をしたらいいのかを具体的に考えるために、今回はFacebookページの成長レベルに合わせて、戦略のステップごとにテーマを絞ってみています。

前回に続いて、Facebook戦略のステップ2:ファン化からステップ4:サポーター化までの施策実例を見てみましょう。

設計からファン獲得までは【前編】をご覧ください。
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=28110

▼ステップ2 ファン化

ここまでは、元々そのブランドや商品・サービスのユーザーですでにファンだという人ももちろん居ると思いますが、基本的にはライトファン(潜在顧客)が多く集まっている状態でしょう。

そんなライトファン(潜在顧客)をコアファンにしていくためにできることは、日々の投稿・Facebook広告・キャンペーンです。

あれあれ?ステップ1のファン獲得と似てないか?と思った皆様。その通り似ております!ただ、内容が違います。

<ポイント>
ファン化するための方法は大きく分けて3つ
・日々の投稿:ターゲットがを巻き込む投稿!プレミアムな情報の発信
・Facebook広告:ページポストアドを利用!Facebookのアルゴリズムを理解して、ファンへ広く投稿を届けていく
・キャンペーン:更に、ブランド/商品・サービスをすきになってもらえるように、ファンが楽しめるキャンペーンを!

参考記事:ニュースフィードに表示されやすい投稿とは?
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=24969

<実例5:CasePlay>
https://www.facebook.com/CasePlayAkiba

★日々の投稿での工夫⇒
ファンとコミュニケーションをとる、ターゲットに向けて必要な情報を届ける

機能性スマホアクセサリー好きな人をファンにできているので、商品紹介にも自然とコメントが付きます。

http://fbapp.monipla.jp/campaign/detail/11997

★キャンペーン⇒
ターゲットにより商品・サービス理解をしてもらえる、またはファンを巻き込んで楽しめるキャンペーンを実施

耐水・耐塵・耐雪・耐衝撃4つの耐性を訴求するための、どんな実験動画が見たいか?をファンから募集し、実際に動画も作っています。どんな場面でこの商品が使われるのか?どのくらいの耐性なのかを考えてもらうことによって、商品の想起がされますね。

また、自分の案が実行されるかもしれないわくわく感を提供。そしてその動画を作成し投稿することでFacebookページへの注目も集めています。

<実例6:チョモットボーテ>
https://www.facebook.com/C.BEAUTE.official

★Facebook広告⇒
ページポストアドを活用して、ファンが必要とする投稿を多くのファンにリーチさせる! ファンからの反応が良い投稿を宣伝することで、さらに反応してもらうことが出来ます。

参考記事:
ファンの心を掴んでリーチ拡大!ググっとエッジランクをあげる
現場の知恵が詰まったお手本投稿5選
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=25440

▼ステップ3 統合・収益化

これまでのステップをしっかり行えば、ライトファンがコアファンになり、ロイヤリティが高まっている状態になります。ファンが商品・ブランド・サービスへの理解を深め大好きになっていて、使っている場面をイメージしたり、棚前で想起したりする状態になってこそ、日々の投稿やFacebook広告、キャンペーンを、本来のビジネス目的に関連付けて収益化につなげる動きができます。

<ポイント>
収益化の方法も大きく分けて3つ
・日々の投稿:ターゲットを巻き込む投稿!プレミアムな情報の発信、期間限定などのキャンペーンの告知
・Facebook広告:Facebookのアルゴリズムを理解して、ファンへ広く投稿を届けていく!
・キャンペーン:更に、ブランド/商品・サービスをすきになってもらえるように、ファンが楽しめるキャンペーンを!

<実例7:セシール>
https://www.facebook.com/cecile.co.jp

★日々の投稿での工夫⇒
例:Facebook限定クーポン

クーポンだけでなくても、日々の投稿で、ファンの興味がある内容や商品・サービスに関する質問(例えば、商品を使っていてよかったことを聞いてみる)をして、コミュニティとして盛り上げることもおススメです。

★Facebook広告⇒
ページポストアドで投稿を多くのファン向けに広げる

<実例8:チョモットボーテ>
http://fbapp.monipla.jp/campaign/detail/13330

★キャンペーン⇒
ファンと関係性ができているからこそ、商品を想起させるキャンペーン

2か月後に発売する商品に関連するキャンペーンを実施。もちろん既存のファン向けのキャンペーンで、発売前に期待値を大きくするためのキャンペーンです。

また、商品のデザインを選んでもらう質問を追加し、「共創」の要素もいれています。これによって、2か月後に発売を控えた製品が、ファンの声で出来上がっていく「共創」の感覚をファンに味わってもらい、新製品へ愛着を感じてもらうことが出来ました。

▼ステップ4 共創・サポーター化

商品開発は複数の接点を持つことが出来るので、継続的なコミュニケーションによって、参加者が商品やブランドを「自分ゴト化」しやすく、自社のサポーターとも呼べるファンを育成することが出来ます。

<実例9:サッポロビール>
特設サイト:http://100beer.sapporobeer.jp/
Facebookページ:https://www.facebook.com/100beer

サッポロビールの商品開発コミュニティ「百人ビール・ラボ」は、オウンドメディアに開設した特設サイトとFacebookページを連携させ、すべてのプロセスでユーザーからの意見を反映しながら新製品を開発、45,000人以上ものファンを集めています。

寄せられたコメントからも、プロジェクトへの愛着と共感が、熱心なサポーターとしてなった「コア・ファン」から、新たなファンへ伝搬していく中で、商品やブランドを深く理解した上質なコミュニティが醸成されていることがわかります。

ただし、商品開発は中長期の取り組みになるため、中だるみして盛り下がらないように、参加度や貢献度に応じてポイントが貯まる仕組みを用意するなど、ファンの参加意欲を継続させる工夫が必要です。

参考記事:
・【ソーシャルメディア共創事例】『百人ビール・ラボ』第二弾!
Facebook、O2O、ゲーミフィケーションでプロジェクトを活性化
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=25875

・新たな共創の姿を描くローソンの取り組みとは?【HackaLawson2013レポート】
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=24209

・「消費者の”本音”を引き出し”共創”する!ソーシャルメディアのリサーチ活用」
http://smmlab.aainc.co.jp/?p=23285

≪まとめ≫

Facebook施策のステップごとの実例はいかがでしたか?

すべてに共通することは、どんな人にむけて発信するのか、その人たちはどんな情報をもとめているのか。これをしっかり見定めて、日々提供していくことです。そう、ツールがFacebookになったとしても、マーケティングの本質は変わらないのです。

ライター紹介

アライドアーキテクツ株式会社
ソーシャルメディアマーケティング事業第一本部

矢野 彩香(Ayaka Yano)

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