和光ホールは、伝統を受け継ぎながらも更新していく「心と技」を持つ作家とその作品を紹介する展覧会「伝統を更新する『承』」を開催している。会期は12月15日まで、開館時間は12日までが10:30~19:00、13日と14日は20:00まで、15日は17:00まで。会場は東京都・銀座の和光 本館6階 和光ホール。入場無料。

深堀隆介「金魚酒 瑚ノ花」 472,500円(税込) 8.5×8.5×高さ5.5cm

福井利佐「羽衣」 840,000円(税込、額付き) 43.9×61cm

同展は、伝統技法を用いながらも、枠にはまらず自由な感性でユニークな作品を生み出す作家を紹介するもの。日本古来の技術を守りながらも、モダンに表現されている作品を展示・販売している。

また、同展の参加作家は、確かな技を持ち、それぞれの分野で未来を担う作り手として常に時代の先を見据え、新たな試みに挑戦している計6組(九谷焼の窯元・上出長右衛門窯の六代目でありながらアーティストとしても活動する上出惠悟、金魚絵師の深堀隆介、200年以上も「植物染」、「草樹染」を伝承している「染司よしおか」、鎌倉彫の老舗「博古堂」、数寄屋大工の最高峰・中村外二を源流とする和照明を手がける「興石」、切り絵作家の福井利佐)となっている。