米FireEyeは12月5日(現地時間)、セキュリティコンサルティングサービス「Oculus」の中堅中小企業(SMB)対応版「FireEye Oculus for SMB」の提供を開始すると発表した。チャネルパートナー500社を通じて提供される。

Oculusは、同社が9月から大企業向けに提供している、標的型攻撃の監視、防御、レポート、コンサルティングサービス。企業側に同社の標的型攻撃型アプライアンス製品を設置し、リモートから情報を収集して標的型攻撃を監視。標的型攻撃でターゲットになりやすい役員を対象にした監視や、4半期ごとの詳細レポート、コンサルティングサービスなどを提供している。

リリースによると、新サービスのFireEye Oculus for SMBでは、Web、Eメール、モバイルの3つの領域についての脅威保護を提供する。また、継続的な監視、レポート、状態監視などのサービスを提供する。

Verizonの調査では、2012年の標的型攻撃は77%がSMBをターゲットにしている。また、IDCの調査では、SMBのセキュテリィ投資予算は継続的に増加し、2015年には56億ドルに達する見込み。提供価格は示されていないが、SVPのManish Gupta氏は「限られた予算で先進的な脅威保護のメリットを享受できるようにする」とコメントしている。