インターネットイニシアティブとIIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)、及び東洋ビジネスエンジニアリング(以下、B-EN-G)の3社は、クラウド分野において協業し、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」の新たなラインナップとして、B-EN-Gの海外法人向けERPパッケージ「A.S.I.A.(エイジア)」を活用した「A.S.I.A. GP SaaS on IIJ GIO」の提供を12月5日より開始すると発表した。

海外法人向けERPパッケージ「A.S.I.A.」特徴

企業の海外進出の増加に伴い、海外現地法人向け基幹システム構築のニーズが増加し、本社による経営情報の一元管理、海外拠点のITガバナンス確立、現地法人業務の改善と効率性の向上が重要視されてきている。一方、新規事業の設立や事業規模の拡大、買収、縮小/撤退などへの柔軟な対応、そして、海外IT資産の運用リソース不足などが大きな課題となっている。

上記背景にともない、IIJグループとB-EN-Gによる海外現地法人向けソリューションにおける協業体制を強化するとともに、これまでIIJグローバルが「A.S.I.A.」をクラウド型サービスとして提供していた「G-BASS ERP Lite」を刷新し、「A.S.I.A. GP SaaS on IIJ GIO」として新たに提供する。

本サービスでは、高いセキュリティレベルで提供されるハイエンドプランに加えて、会計から販売/購買/在庫管理まで、海外拠点の業務に必要な機能を網羅したERPパッケージ「A.S.I.A.」(多言語・多通貨・多会計基準に対応)を、中国、東南アジア、欧州など海外で展開している高品質なクラウドサービス「IIJ GIO」の基盤上に構築し、月額課金のクラウドサービスとして提供するもの。

料金体系は以下のとおり。

「A.S.I.A. GP SaaS on IIJ GIO」料金体系

本サービスの販売目標として、3社合わせて、初年度は20社、3年で100社への導入を見込んでいる。