SAPジャパンは3日、エンタープライズおよびコンシューマー向けのモバイルアプリケーションの開発を支援する総合プラットフォームの最新版「SAP Mobile Platform 3.0」を、同日より提供開始すると発表した。

同製品は、ネイティブやハイブリッド、メタデータ、モバイルWebアプリなどに対応し、単一のモバイルプラットフォームへ統合された。また、HTML5やOData、Cordovaといった技術に対応することでオープン性が向上し、アプリケーション分析機能や簡易化された管理画面といった管理者向け機能が強化されている。これによってプラットフォーム依存やセキュリティの確保、開発・維持コストの最小化を図ることができる。

「SAP Mobile Platform 3.0」について

さらに、エンド・ツー・エンドのアプリケーション開発を可能にするため、UI開発ツールの「SAP AppBuilder」も併せて提供される。AppBuilderは無償で利用することができ、HTML5ベースで動作し、事前定義されたアプリケーションテンプレートを提供するため、ドラッグ&ドロップとクリック操作でHTML5によるモバイルアプリケーションを開発できる。

「SAP AppBuilder」について

課金形態はユーザ課金となり、開発ユーザ、実行ユーザそれぞれに課金されるような仕組みとなっている。