モリサワは、同社のライセンス製品「MORISAWA PASSPORT」に関して、「TypeSquare利用機能」を追加することを発表した。

「TypeSquare利用機能」は、同製品の全ユーザーが、同社のWebフォントサービス「TypeSquare」のWebフォントも使用可能になるというもの。追加料金は発生せず、全契約者に提供される。同機能の利用にはユーザー側からの手続きが必要となり、その受付は2014年1月20日以降に開始される予定だ。ただし、MORISAWA PASSPORT製品の契約満了日まで2カ月未満の場合は手続き不可となっているので注意してほしい。

機能追加の対象となる製品は、「MORISAWA PASSPORT」、「MORISAWA PASSPORT ONE」、「教育機関向けMORISAWA PASSPORT」、「公共団体向けMORISAWA PASSPORT」、「MORISAWA PASSPORT アカデミック版」、「MORISAWA PASSPORT アカデミック版(モリサワ認定校用)」。利用可能な書体数に制限はなく、専用スクリプトタグを各Webページのヘッダに記述して使う「クラウド配信によるWebフォント利用」、およびWebサイトに必要なフォントのサブセットを作成してWebサーバに設置し使用する「セルフホスティングによるWebフォント利用」のふた通りの利用が可能。前者にはドメイン制限はないが、後者は1ドメインのみ。そのほか、どちらの利用方法も「1,000万PV/年」を超過する規模での利用には別途プランの契約が必要となる。

なお、Webフォントとは、インターネットを介してフォントを配信し、Webブラウザで表示させる仕組みのこと。これを用いたWebサイトでは、制作側で指定したフォントが閲覧側の環境に搭載されていなくても、ブラウザ上で表示することができる。