インテルはこのほど、デジタルサイネージ機器向けのコンテンツ管理ステム「リテール・クライアント・マネージャー(RCM)」の国内での提供を開始すると発表した。
デジタルサイネージは、ディスプレイやプロジェクタなどを用いた広告媒体のことで、ATMやPOSなど、さまざまな小売端末で活用されている。
インテルRCMは、これらのコンテンツ製作やカスタマイズなどを支援するサービスで、同サービスを利用することで、マーケティング担当者は新規キャンペーンやプロモーションを開始するまでの時間を短縮することができる。
インテルRCMは4Kを含む高解像度映像、静止画やAdobe Flash、Webコンテンツなど、幅広いフォーマットに対応しているほか、デジタルサイネージ内に複数のコンテンツ領域を作成して、それぞれのスクリーンを個別に制御することも可能となっている。
また、同社の匿名顔認識システム「オーディエンス・インプレッション・メトリック・スイート」と組み合わせることで、デジタル広告の視聴者の数や性別・年齢層、滞留時間などのデータを匿名で取得することもできる。
インテルRCMは年間契約での提供となる。