一部のAndroid端末で、「mobogenie_1501.apk」というapkファイルが勝手にダウンロードされてしまう現象が発生している。現時点で詳細は不明だが、複数のユーザーが、ウェブサイト閲覧中に同ファイルのダウンロードが自動的に開始されてしまったと報告している。

通常、AndroidアプリはGoogle Playなどの配信サービスからダウンロードするが、この他の方法として、アプリに必要なファイルを格納したapkファイルを端末にダウンロードし、アプリを直接端末にインストールする方法を用意している。

今回の事案は、提供元不明のapkファイル「mobogenie_1501.apk」が、ウェブサイト閲覧中などに自動的にダウンロードされてしまう問題だ。注意していても、ウェブサイトに自動表示される広告バナーなどを通じて配信されるという報告もあるため、現時点で可能な自衛は行っていた方が良いだろう。

apkファイルはダウンロードするだけでは実害がないが、このapkファイルを開くと悪質なアプリケーションがインストールされる可能性があるため、万が一該当のファイルをダウンロードしてしまった場合は、端末の「ダウンロード」画面を起動し、apkファイルを削除することをおすすめする。

また、Android端末では、このような提供元不明のアプリをインストールできないよう対策機能を備えている。設定方法が以下の通り。ホーム画面から「設定」→「セキュリティ」を選択し、「提供元不明アプリのインストールを許可する」のチェック項目をはずせば設定完了。なお、ブラウザによってはファイルをダウンロードする前に、警告メッセージが表示される。その際は「キャンセル」を選択すれば、ダウンロードを事前に防げる。

端末の「セキュリティ設定」から、提供元不明アプリのインストールを拒否に設定できる

問題のapkファイルをダウンロードした場合は「ダウンロード」画面から削除することを推奨する

(記事提供: AndroWire編集部)