IDC Japanは12日、国内家庭市場におけるPC/タブレット/スマートフォン所有者の利用実態調査の結果を発表した。これによるとPCの買い換え期間は現在の4.5年から今後は4.8年と長期化の傾向を示している。

タブレット所有/非所有でPCの買い換え期間を調査

調査結果をユーザー別に見ると、PCの買い換え期間について現在すでにタブレットを所有しているユーザーでは4.2年から4.6年に、一方タブレットを所有してないユーザーでは5.1年から5.2年へと、いずれのユーザーも買い換え期間が長期化する傾向が示された。

タブレット所有者の方が短い期間でPCの買い換えを検討する傾向があるが、IDC Japanでは「タブレット所有者の方が、PCにおいて先進的な要素が導入されれば、受け入れられる可能性が高いことを示唆していると考えられる」としている。

また、調査ではPC/タブレット/スマートフォンをすべて所有するユーザーに対して、平日における時間帯別の利用率をも調べている。PCは午後9時台が利用のピークで約6割、午後11時台でも約5割の利用率となっており、ほかの機器と比べて高い利用率となっているという。一方タブレットは午後10時台がピークで約4割、スマートフォンのピークは午前12時台の約6割と、デバイスの利用用途に合わせて利用する時間帯に差が生じている。