クリエイティブ・コモンズ・ジャパンはこのほど、「CC0(シー・シー・ゼロ)」の日本語版ドラフトを公開した。同団体は12月3日まで、ドラフトに対するパブリックコメントを受け付けている。

CC0は、著作権保護コンテンツの作者・所有者が、著作権による利益を放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインで提供することを可能にするツールで、自分の作品に対して著作権法上の制約などを一切課さないようにしたい、という場合に利用できる。これにより、作者・所有者以外の人が作品に対して自由に機能の追加や拡張などを行えるようになる。

CC0はこれまでに、ハーバード大学やNature Publishing Groupによる書誌データオープン化の取り組みや、EUの文化資源アーカイブとして有名な「Europeana」などで採用されている。

このほど公開されたドラフトは、Webサイト(pdf)からダウンロードできる。ドラフトには、CC0の要点を解説するページの翻訳案と、CC0本文の翻訳案の両方が含まれている。