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野洲市Webサイトより |
滋賀県の野洲市が10月24日、KDDIに対して「携帯電話等の販売方法の改善に関する要望書」を提出していたことがわかった。
野洲市 市民部 市民生活相談課が市民の相談を受けて提出したもので、「付属品やオプション契約をセットにして消費者に提案している」「顧客の知識などを考慮することなく、タブレットなどの関連商品を勧誘している」という2点を問題視している。
同市によると、これらの問題は個別の店舗が独自で案内しているものではないとしており、KDDIに対して要望するに至ったと発表している。
資料によると、30代女性が8月に契約を行った際、主回線の「iPhone 5」に加えて「AQUOS PAD」や「Wi-Fi WALKER WiMAX」「HOME SPOT CUBE」など6件の契約をさせられたとしている。ただし、HOME SPOT CUBEはKDDIが無料レンタルを行っており、違約金なども発生しない。
これらの相談内容から、KDDI滋賀支店と相談者、販売店、野洲市の4者で面談を行ったところ、「当初見積もりに基本的な契約金額を示すことなく、あらゆる付属品やオプション契約の内容と金額をセットにした販売提案」と「スマートフォン購入者全てに対して、顧客の使用目的や、知識・経験を考慮することなく一律的にタブレットなどの関連商品を勧誘している」ことが判明。この2点についてKDDIから指示が行われていたことが確認されたという。
この相談者の契約は取り消し処理が行われたものの、改善要望についてはKDDI本社からの回答が満足を得られないものであったため、今回要望書を提出することに至ったという。
要望書が提出されたことについてKDDI広報部にコメントを求めたところ、「この度はauショップの説明不足からご不便、ご迷惑をおかけしました。お客様それぞれの契約キャンセルのご要望につきましては適切に対応させていただいております。今後、お客さまに安心して弊社サービスをご利用いただけるよう、販売時の適切な説明と対応に努めていきます」との回答を得た。
