日本マイクロソフトは30日、統合開発環境ツール「Microsoft Visual Studio 2013」(Visual Studio 2013) の提供を、11月1日より開始すると発表した。11月1日よりボリュームライセンスの販売を、11月29日よりパッケージ製品の販売を開始する。

「Visual Studio 2013」の主な新機能として、CodeLends機能を搭載。ソースコード内の表示をクリックすることでTeam Foundation Serverと連携し、情報をポップアウトして表示できるため、編集履歴やテスト結果などのチームの作業状況を、画面を切り替えることなくコード内で見ることができる。Team Foundation Serverに接続できない状況においても、参照している関数の情報をコード内で表示可能。

Visual Studio Ultimate 2013 with MSDN

また、MicrosoftアカウントにサインインしてVisual Studioを使用すると、作業環境が自動的に同期されるため、別のマシンで作業を行う場合にも、キーボード ショートカットや見た目のデザインなどを同じ環境で使用できる。

そのほか、Windows 8.1のデスクトップアプリとWindowsストアアプリの開発を行うことができ、XAMLアプリのコード化されたUIテストがサポートされたことで、自動テストが可能になった。

Visual Studio 2013の製品製品ファミリーには、「Visual Studio Ultimate 2013 with MSDN」や「Visual Studio Premium 2013 with MSDN」など数種類あり、参考価格として、「Visual Studio Ultimate 2013 with MSDN」はボリュームライセンス Open License (SA 2年) が201万円、リテール版(パッケージ製品)が159万円、「Visual Studio Premium 2013 with MSDN」はボリュームライセンス Open License (SA 2年) が92万1000円で、リテール版(パッケージ製品)が72万9000円となっている(いずれも税別)。