日本マイクロソフトは10月29日、「Windows Azure HDInsight」(以下、HDInsight)の正式運用を開始したと発表した。
HDInsightは、マイクロソフトが提供するPaaS(Platform as a Service)「Windows Azure」上でHadoopクラスターを利用できるBig Data解析向けソリューション。Apache Hadoopと100%互換を確保している。IaaS上にHadoopクラスターを導入する場合、数日から数週間を要するのが通常だが、HDInsightを利用することでその作業を数分にまで短縮できるという。
HDInsightは、Hadoopベースであるため非構造化データを取り込むことが可能。さらにPowerPivotやPower ViewなどのMicrosoft製BIツールと統合されており、解析作業を容易に行えるなどの特徴がある。
HDInsightは、ヘッドノードと1つ以上の計算ノードで構成される。それぞれの価格は以下のとおり。11月30日までのプレビュー期間中は特別価格で提供される。
HDInsightのノード タイプ | プレビュー期間(2013年11月30日まで。Sインスタンスの価格) | GA(2013年12月1日より) |
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ヘッドノード(XL (A4) インスタンス) | 26.68円/時 | 53.15円/時 |
計算ノード(L (A3) インスタンス) | 13.29円/時 | 26.58円/時 |
HDInsightの詳細は、Windows AzureのWebサイトで確認できる。