シャープは28日、直接画面に触れずに操作できる3Dモーションセンサー「GP2Y8E01」を開発した。赤外発光LEDと受光センサー、DSP(座標計算処理回路)を1パッケージ化し、タブレット端末やノートPCなどの小型デバイスに搭載できる。CPU負荷を抑えながら操作性の向上が可能という。

GP2Y8E01

「GP2Y8E01」は、赤外発光LEDや受光センサーに、受光センサーが捉えた手の位置や動きを、前後/左右/遠近の3次元座標に計算処理するDSPを加え、1パッケージ化した。従来、計算処理は搭載デバイスのCPUで行っていたが、「GP2Y8E01」では専用のDSPを搭載することで、デバイスへの負荷や消費電力を抑えることができる。

また、1パッケージ化することで、7.9×3.9×3.4mmとなる小型化を実現したほか、タブレット端末などで使用されている通信規格「I2C」(Inter Integrated Circuit)インタフェースを採用し、小型端末への搭載も可能になったという。

量産開始は2014年3月、サンプル価格は1,100円。検知距離は5~20cm。視野角は±15度。