日立ソリューションズは25日、Telepathyと、ウエアラブルデバイスをBtoBで活用するためのアプリケーション開発や開発支援プラットフォームの事業化に向けて業務提携することを合意したと発表した。

今回の業務提携に基づき、Telepathyは、日立ソリューションズに対して、技術仕様・開発の進捗など、「Telepathy One」の開発・製造に関する情報提供を行う。

「Telepathy One」は、頭部に装着するウエアラブルデバイス。マイクロカメラとマイクロプロジェクションユニット、ワイアレス通信モジュールなどの機能を搭載し、仮想ディスプレイをユーザーの目前に投影する。特徴として、目前に小さな画面が表示されるので現実世界を視覚的に阻害することがないので、自然な行動を妨げないという。

業務提携により、両社は共同で、日米欧のBtoB市場における「Telepathy One」を活用した業務アプリケーションの市場ニーズ調査を行う。また、日立ソリューションズは、流通業や小売・サービス業、製造業向けの在庫管理やオペレータ業務、工場や倉庫内利用など、幅広い業種や業務への適用を検討し、市場ニーズ調査の結果を基に、「Telepathy One」と企業の業務システムをつなぐプラットフォームやプラットフォーム上の業務アプリケーションを開発する予定。