『ブレードランナー』続編の出演交渉に入ったというハリソン・フォード (C)BANG Media International

ハリソン・フォードが『ブレードランナー』続編に出演するための交渉に入っていることが明らかになった。

1982年のリドリー・スコット監督による同SF映画で主人公リック・デッカードを演じたハリソンは、以前から続投の噂が上がっていたが、今回IGNに「あぁ、その続編については話し合ってるんだ。僕は監督としても、人間としてもリドリーのことを心から尊敬してるよ。だから続編でまたリドリーと一緒に仕事ができたらうれしいね」と自ら具体的に明かしている。

ただ、続編にハリソンがカムバックするとしても、今回は以前より小さい役柄になる可能性があるかもしれない。昨年末の時点でリドリーは、ハリソンがリック役を続投するには「年を取りすぎている」として、リック役としての続投はないと語っていた。「噂じゃないよ。続編企画は進行してるさ。ハリソン・フォードが出るかって? まだわからないな。ハリソンは年を取りすぎているんじゃないかって? そうだな、彼は(劇中で)ネクサス6だったから、彼の寿命については何とも言えないね。今の段階で言えることはこれが全てさ」

2011年8月に続編のプロジェクトの話題が持ち上がった際には、アルコン・エンターテインメント社のプロデューサーであるアンドリュー・コソーヴが、ハリソンの続投は「ありえないだろう」と示唆していた。

ハリソンとリドリーは、オリジナル作品の撮影現場で衝突したことでも有名で、当時ハリソンは自身の役柄を「悪夢でしかない」と言い放っていた。わだかまりも時を経て薄れた、リドリーとの再タッグを望んでいるというハリソンは「今でもあの時のことは複雑な心境として残ってるよ。でも昔のことを引きずってなんかられないさ。やるべき仕事ってものがあるからね。映画を作るってなれば、誰だってその人なりの野心を持ってることくらい理解しているよ。でもみんなの野心が同じ方向に向かっているとは限らないのさ」とつけ加えている。

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