日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は10月8日、1万5900円(税別)という価格ながらアナログ入力8チャンネル、デジタルI/O 4チャンネル、32ビットカウンタを備えたUSBマルチファンクションデータ集録デバイス「NI USB-6000」の販売を開始したことを発表した。

同製品は、サンプリングレート10kSpsで、温度、圧力、振動、赤外線などのセンサ信号の集録、電池などの電圧集録を行うデバイス。NI LabVIEWシステム開発ソフトウェアの活用により、グラフやボタンライブラリを使用した表示画面の構築、平均・最大・最小値・フィルタなどの演算処理やシリアル/USB/イーサネットによるデバイス制御、デジタル信号によるOn/Off制御、PID/ファジーなどのアドバンスト制御、ウェブブラウザによる遠隔操作、iPadやアンドロイドアプリを使った遠隔モニタリングなどが可能となる。

また同社は、同社ハートウェアを購入したベンチャー/中小企業向けキャンペーンとして、総額約60万円相当のNI LabVIEWシステム開発ソフトウェアと製品トレーニングをプレゼントする「アイデアを今すぐ形に! ベンチャー/中小企業応援キャンペーン」を11月29日まで開催しており、同製品も対象製品となっているという。

USBマルチファンクションデータ集録デバイス「NI USB-6000」の外観