最新グラフィックエンジンで描画性能がアップした「QuarkXPress 10」登場

米・Quarkは、ページレイアウトおよびデザインソフトウェア「QuarkXPress」の最新バージョンとなる「QuarkXPress 10」をリリースした。日本では直販サイト「Quark Store」がダウンロード版を先行販売する。価格は9万7,800円(アップグレードは3万6,000円)。なお、パッケージ版については国内総代理店であるソフトウェア・トゥーが販売を行う。パッケージ版の詳細については、ソフトウェア・トゥーより別途発表があるとのこと。

今回発売となる「QuarkXPress 10」では、『Love Print. Live Digital』をテーマにソフト性能を大幅刷新。最先端のグラフィックエンジン「Xeon」を搭載し、デザイン性に富んだPDFや、Photoshop画像、TIFF画像のレンダリングが可能となったほか、ネイティブのCocoaアプリとなったことでMac OSの処理性能を最大限に引き出せるようになった。さらにMac Book Proなどに採用されているHiDPIおよびRetinaディスプレイにも対応しているという。

このほかの特徴として、全面的に再設計されたユーザーインタフェース、QRコードの作成機能、縦組み・ルビ・フォントセット・文字グリッドなどの機能を備えた東アジア言語組版、一貫した透明度のPDF・印刷プレビュー・ベジエツール・レイヤーの機能強化などがある。詳細は製品ページにて。なお、対応OSはMac OS 10.7.5(Lion)および10.8.x(Mountain Lion)、Windows 7/8(32ビット/64ビット)となっている。