8月28日(現地時間)、Microsoftは公式ブログの一つ「Inside SkyDrive」で同社オンラインストレージ「SkyDrive」にOCR機能を追加することを記事で明らかにした。SkyDriveへアップロードした画像ファイルに含まれるテキストを認識し、Windows Azure上で動作する「Bing OCR Control」を利用しているという。

SkyDriveにアップロードされた画像からテキストを抽出し、画面右側にOCRによる読み取り結果がテキストとして示されている(公式ブログより)

SkyDriveグループのプログラムマネージャーであるMona Akmal(モナ・アクマル)氏は、「OCRによって読み取られた結果はプロパティペインに表示されます。対応する言語は英語/ポルトガル語/スペイン語/フランス語/ドイツ語です」と記事で述べ、現時点では日本語には対応していないこと明らかにした。また、JPEG形式など一般的な画像形式に対応しているという。なお、執筆時点でSkyDriveにアクセスしてみたが、OCR機能は確認できなかった。

画像に対するOCRの実行は、同社の研究機関であるMicrosoft ResearchがWindowsストアアプリとしてリリースした「Bing Translator」も実装していたが、前述したBing OCR Controlがカスタマーテクニカルプレビューに達したことで、SkyDriveにも取り込まれたと思われる。

SkyDriveは今年5月にアップロードスピードの向上や、サムネイルが対応する形式を追加。さらに今年8月にはファイルの共有機能などを拡充し、2013年10月17日(日本時間)にリリースするWindows 8.1と密接な存在に位置付けられている。