就職活動のスタート時から志望(業種・職種・企業)が変わったか

マイナビは、2014年春卒業予定学生を対象とした、企業の採用状況と学生の就職活動状況、内定状況、今後の見通しをまとめた「2013年度就職戦線総括」を発表した。主な調査資料は「2014年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」、「2014年卒マイナビ大学生就職意識調査」、「2014年卒マイナビ大学生就職モニター調査」など。

7割にのぼる人が選考途中で面接を辞退した経験あり

志望業種、志望職種、志望企業について、就職活動のスタート時点から変わったかどうかをきいたところ(調査時点は5月下旬)、志望業種が変わったのは44.6%(前年比9.2pt増)、志望職種が変わったのは29.3%(前年比5.3pt増)、志望企業が変わったのは49.2%(前年比7.8pt増)となった。いずれも前年より高くなったが、職種については業種や企業より変更比率は低い。

選考の途中で面接を辞退したことがあるか

選考の途中で面接を辞退したことがある人の割合・内定獲得社数別

また、選考の途中で面接を辞退したことがあるか聞いたところ、68.1%(前年比9.1pt増)の学生が「ある」と回答。内定獲得者数別に見てみると、内々定獲得社数が1社のみの学生でも63.0%が「ある」と答えている。

選考の途中で面接を辞退した理由

辞退した理由については、「他社で内々定が出た」が70.3%。「内々定が出た企業を優先した理由」を聞いたところ、「先に内々定が出た」は13.6%にとどまり、「第一志望ではないが、より志望度が高い企業だった」が43.2%、「第一志望だった」が40.3%となるなど、大半は辞退した企業より高い志望度の企業から内々定が出ている結果となった。