シー・エス・イーと神奈川工科大学は、CSEが開発・導入支援した、神奈川工科大学のモバイル学生証に、タニタの業務用マルチ周波数体組成計を連携させる新しい機能「KAITからだカルテ」を追加したと発表した。

『KAITからだカルテ』は、神奈川工科大学の図書館内に設置されたタニタの業務マルチ周波数体組成計MC-980Aを利用した、学生の日々の健康や病気予防をサポートする健康管理システム。業務マルチ周波数体組成計MC-980Aでは、体重、体脂肪率や筋肉量の他、推定骨量など全身の体組成だけでなく部位ごとの 筋肉量、脂肪率を計測・表示する。

モバイル学生証と体組成計を連携しネットワークにつなげることで、在籍期間中は自動で計測データが記録され、日々の健康状態を確認することができる。

『KAITからだカルテ』との連携イメージ

神奈川工科大学では、2006年より国内初のモバイル学生証を導入した。モバイル学生証は、携帯電話・スマートフォンを利用して、学生のキャンパスライフを支援するシステムで、授業の出席、教室の入室、図書の貸出等を管理するだけでなく、学食・売店・自動販売機、各種証明書発行等での電子マネー利用などが行える。また、学生個人の色々な情報(時間割や試験日の日程等)を専用アプリでいつでもどこでも見ることができる。

来年度にはモバイル学生証から学食メニューを事前選択できる機能を追加する予定だ。今回、ITを利用した学生の日々の健康管理や病気予防に着目し、タニタ協力のもと、モバイル学生証での健康管理システムを実現した。

今後は計測データを学生の了承を得たうえで、栄養生命科学科の研究データとして、またスポーツ科学の分析データとして活用することも検討しており、さらに、来年度からは学食と連携した摂取カロリー管理機能の拡充を予定している。