「PlayStation 4(PS4)」と「Xbox One」。ソニーと米Microsoftがこの秋に発売する次世代ゲーム機の対決が注目されているが、初期段階ではソニーが有利になりそうだとの予測が調査会社から出ている。Strategy Analyticsが行ったコンシューマー調査によると、消費者の購入意欲はPS4の方が高いという。
Strategy Analyticsがオンラインで実施したConsumerMetrix調査に基づくもので、同社が7月23日に「Games Consoles: Purchase Intention Index Q2 2013」として結果を発表した。調査は6月に実施し、6000人以上の15歳~74歳の消費者(米国2062人、欧州4118人)が回答した。
発表によると、今後12カ月での購入意欲について「とても買いたい」「まあまあ買いたい」と回答した人はPS4が14.2%いたのに対し、Xbox Oneは9.5%だった。これが売上げに反映された場合、PS4の数字はXbox Oneよりも50%近く高くなる試算という。特に、重要な年齢層となる20~35歳では、PS4への購入意欲が30%、Xbox Oneは20%を下回った。このような結果から、PS4とXbox Oneの対立は、初期段階ではPS4が有利に進むだろうと同社は予想している。
ゲームイベント「E3」でのソニーのパフォーマンスはMicrosoftを凌いだと受け止められており、これが消費者市場に伝わっている、とStrategy Analyticsは記している。同時に、発売前までにまだ動きがある可能性もあるとの見方も示した。