リンクは2014年春の就航を予定

福岡空港・北九州空港を拠点に、日本初の「リージョナルLCC」を目指す航空会社「リンク」はこのほど、国土交通省に対して航空運送事業の許可を申請。ATR社製ATR72-600を採用し、2014年春の就航を予定していることを発表した。

福岡~宮崎、愛媛をつなぐ

リージョナルLCCとは、主要都市と近距離地方都市を結ぶ路線を展開し、リーズナブルな運賃でサービスする会社のこと。就航地間の旅客流動活性化とともに、地域経済の発展を目指している。また、これまでのLCCとは異なり、機内での飲み物や基本的なサービスを無償で提供する。

運用拠点としては福岡空港・北九州空港を選定し、両空港から宮崎、松山空港への展開を予定。機材は標準68~74席を確保したATR社製ATR72-600を採用し、以下の路線・便数を計画している。

■就航時(2014年春)……2機体制
福岡~宮崎線 5往復便程度/日
福岡~松山線 3往復便程度/日
北九州~松山線 2往復便程度/日

■3号機運航体制確立後(就航約1カ月後を想定)……3機体制
福岡~宮崎線 5往復便程度/日(増便を計画)
福岡~松山線 3往復便程度/日
北九州~松山線 2往復便程度/日
北九州~宮崎線 (新設を計画)

■ATR72-600
座席(標準) 68~74席
最大離陸重量 23.0t
離陸滑走路長 1,333m
最大巡航速度 510km/h
航続距離 1,665km