ヤマダ電機とイグアスは18日、3Dプリンタ販売事業での業務提携を発表した。ヤマダ電機は、8月上旬より米国スリーディー・システムズの3Dプリンタを店舗にて販売する。また、法人向けの製品も販売を開始する。

3Dプリンタは、従来は製造業などの一部の企業が利用する機器から、一般ユーザーや小規模企業でも気軽に利用できる製品へと市場が広がりつつある。米調査会社ウォーラーズ・アソシエイツによれば、2021年の世界市場規模は2012年実績比で約5倍に成長すると予測しており、国内での普及も急速に高まっていくことが予想される。

今回の提携により、ヤマダ電機は、個人向けから企業で活用されるプロフェッショナル向けの3Dプリンタまで、幅広いラインアップを販売する。イグアスは、スリーディー・システムズ社の販売代理店として、3Dプリンタをヤマダ電機に提供するとともに、JBグループとして保守サービスを提供する。

ヤマダ電機が取り扱う製品は、個人向けの「Cube」「CubeX」と法人向けの「ProJetシリーズ」で、店舗での造形サービスも予定されている。LABI1日本総本店池袋で夏休み子供向け体験イベントを開催するなど、3Dプリンタを身近に感じられるイベントを企画して、販売を促進したいとしている。

ヤマダ電機が販売するスリーディー・システムズの3Dプリンタ