「This Is It」のワールドツアーで最大で15億ドル(約1,500億円)を稼いでいたというマイケル・ジャクソン (C)BANG Media International

2009年6月にこの世を去ったマイケル・ジャクソンが、もし死の直前に「This Is It」のワールドツアーを実施していた場合、最大で15億ドル(約1,500億円)を稼いだ可能性があることが明らかになった。

現在係争中の裁判でコンサート・プロモーターのAEGライブを訴えているジャクソン一家の証人として法廷に現れたアーサー・L.・アーク公認会計士は、陪審員に対し、ロンドンのO2アリーナで予定されていた「This Is It」の50公演がその後に世界ツアーに発展していた場合、マイケルは11億ドル(約1,100億円)から15億ドル(約1,500億円)の多額のコンサート収入を得ていただろうと証言している。

KISSやブリトニー・スピアーズなどのポップスターたちの下で長年経理の経験があるというアーク氏によれば、このようなワールドツアーでは後半日程でチケット代金を割増しただけでも40万ドル(約4,000万円)の追加利益が見込めたという。アーク氏は次のように話している。

「マイケル・ジャクソンは無敵のスターでした。キング・オブ・ポップの異名を持っていたマイケルに匹敵するスターはいません。したがって、彼のコンサートに対する需要は相当なものだったため、コンサートのチケット料金をさらに高く設定したとしても、売り切れ状態になっていたはずです」

今回アーサー氏が提示した最大15億ドルという利益の見込み額には、CDや作曲に対する印税は含まれていない。またアーサー氏は、マイケルが生きてその報酬を受け取っていた場合、65歳で引退するまでに1,340億ドル(約13兆4,000億円)も浪費していただろうと予想している。

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