エミックは、FileMaker Proデータベースと連動して、Webアプリケーションを高速開発できるというサービス「FMPress」のベータ版を発表した。

FMPressの概要図。FileMaker Pro Advancedで出力可能なDDRファイルをサーバにアップロードすれば、Webアプリケーションを自動生成してくれる

FMPressで作成したWebアプリケーションのイメージ

同サービスは、FileMaker Pro Advancedで出力可能なデータベースデザインレポート(DDR)ファイルを利用して、データベース連動型のWebアプリケーションを容易に作成できるというもの。作成したWebアプリケーションは、エミックが提供するホスティングサービス「FMプラン12」上で運用することができる。

FMPressは、FMプラン12の契約者を対象に、2013年8月からベータ版を提供開始する。正式版の提供は、FileMaker カンファレンス 2013が開催される2013年11月を予定しており、そのタイミングでFMプラン12を「FMPress12」としてリニューアルするとのことである。

FMPressでは、新居雅行氏が開発したWebアプリケーションフレームワークである「INTER-Mediator」を採用しており、一般的なフレームワークに比べてエンドユーザーやデザイナーによるシステムの変更や保守できる範囲を広くとれるという。

FMPressで作成したWebアプリケーションは、WindowsやMac、iOS端末のほかにAndroid端末用のWebブラウザからでもサーバ上のデータベースに接続して使用することができる。

現在、FMプラン12は31,290円/月で提供を行っているが、FMPressのベータ版を利用する際、追加料金を支払う必要はなく、また、FMPress12への移行に際しても、価格改定を行う予定はないとのことだ。