富士通エフサスは26日、人財の成長とイノベーションを加速させる場として神奈川県横浜市に「みなとみらい Innovation & Future Center」を開設したと発表した。

同社は、全社員一人ひとりが現場起点でイノベーションを実践できる組織を目指して、社内外の企業家や研究者との知識創造の場、サービス・イノベーション・フォーラムを2011年にスタート。今回開設する新センターは、これらの取り組みを加速させるもの。開設において高い実績のあるコクヨ、コクヨファニチャーの協力により、オープンな対話とコラボレーションを促す空間としてデザインされている。

センターは、「研修センター」と「フューチャーセンター」を融合した新たなコンセプトの知識創造空間であり、現場起点のイノベーションを実践する人財の育成、社内外の多様な人々との対話とコラボレーション、創造をカタチにするプロトタイピングなどの活動を有機的に展開することで、顧客とともに豊かな未来を共創することを目指す。

メイン施設の「Camping studio(キャンピング・スタジオ)」は、スライディングウォールによって自在にレイアウト可能な空間とステージを備え、大規模セミナーやワークショップなどの多彩なイベントに対応し、併設のキッチン・カウンターを利用したパーティも開催できる。

「みなとみらい Innovation & Future Center」Camping studio

また、古代ギリシャ語で「場」を意味するTOPOSを名に持つ「Studio"TOPOS"(スタジオ・トポス)」では、4室のブレークアウト・ルームを利用した集中討議や、ステージを利用した多彩な活動が可能となる。ふれ(触れる、フレンドリー)、けん(研修、体験、実験)を組み合わせた名を持つ「Fureken Lab(フレケン・ラボ)」には、富士通のICT機器を備え、保守教育を実施するとともに、「Camping studio」と連結し、実機を使ったプロトタイピングなども実施できる。

Studio"TOPOS"

これにより、同社は、顧客に高い満足を提供するとともに、ICT領域以外のサービスも含めた「トータルサービス」を実現する企業への変革を加速していく。

Fureken Lab