NECは26日、ジュピターテレコム(以下、J:COM)が8月1日から提供を開始するIP-VODサービスとの連携を実現した「DCBEE_加入者管理認証認可ソリューション」の販売を開始した。NECは、同システムを8月1日にIP-VODサービスを開始するケーブルテレビ事業者 ZTVに提供する。

「DCBEE_加入者管理認証認可ソリューション」概要図

同ソリューションは、J:COMが提供する「IP-VODサービスmilplus(みるプラス)」の加入者の認証・認可を実現することで、加入者契約、課金管理などの加入者管理システムとIP-VODサービスとをシームレスに連携。DCBEE(DIGITAL CableBase EE)以外の加入者管理システムも対象とし、クラウドおよびオンプレミス(SIによるシステム構築)で提供する。

また、同社によると業界で初めて、ケーブルテレビでIP-VODに対応する管理システムのインタフェース標準規格「TV Everywhereサービス運用仕様 JLabs SPEC-026 1.0版」に準拠。これにより、今後、新たなサービスが開始された場合にもスムーズな加入者の認証・認可が可能となる。

同社は、今後、DCBEEを導入している事業者に加え、他の加入者管理システムを導入している事業者にも本ソリューションの販売を強化し、本年度中に約30社の受注を目指す。