The Guardianが記事「GCHQ taps fibre-optic cables for secret access to world's communications」において、英国の諜報機関である政府通信本部(GCHQ)が、電子メールやソーシャルネットワークサービスのポスト、サイトの訪問履歴などのデータ通信内容と電話の通信内容を盗聴して貯めこんでおり、さらにそれらデータを米国の国家安全保障局(NSA)と共有していると伝えた。

この取り組みはオペレーションコードネーム「Tempora」と呼ばれる取り組みによって実現したと説明がある。「Tempora」は盗聴して得られた大容量データを3日間は保持し続けるという取り組み。メタデータに関しては最大で30日間保持するとしている。この取り組みはすでに1年半は実施されているという。GCHQのこうした取り組みは、最近注目を集めているNSAに関する情報の中から明らかになったとされている。

BBC Newsが、こうしたThe Guardianの報道を受けてGCHQのスポークスマンは「報道に関することにはコメントすることはできない。ただし、GCHQは法の元で極めて真面目に責務をこなしているということは言及させていただきたい」といったコメントをしたことを記事「GCHQ tapped fibre-optic cables for data, says newspaper」において伝えている。