Facebookは6月22日(米国時間)、プログラムにバグがあり、約600万人のFacebookユーザが本来共有してはならない電子メールアドレスや電話番号などを共有する状態になっていたと「Important Message from Facebook's White Hat Program」において報告した。特定の操作をした場合にこのバグに遭遇する。すでに問題は把握されており、関連する機能の使用を停止し解決へ向けた取り組みに入っていると説明がある。
Facebookは報告の中で、同社はユーザのプライバシーをきわめて重要なものであると考えており、さまざまな対策に取り組んでいることを説明。社内教育もあり、常にプライバシーを意識した状態にしていることを紹介している。しかし、100%バグをなくすことは不可能であり、また自分たちが抱えている問題を発見することができない可能性もあるとしている。Facebookはそうした場合に備えて外部のセキュリティ専門家と協力してシステムの調査を実施する「White Hat program」と呼ばれる取り組みを実施していることにも言及している。
今回発見された脆弱性はこの「White Hat program」によって発見されたバグ。このバグを利用した悪意ある行為が実施された形跡は発見されなかったと報告がある。
