Subversion is an open source version control system. |
Apache Software Foundationは6月18日(米国時間)、Subversionの最新版となる「Apache Subversion 1.8.0」を公開した。Subversionはオープンソースプロジェクトにおいてもっとも広く使われているバージョン管理システムのひとつ。1.8.0ではこれまで要望されてきた機能の実装や強化が実施されており、多くのプロジェクトに影響を与えるバージョンになるとみられる。
Subversionではひとつ前のバージョンでマージトラッキング機能とツリーコンフリクト検出機能が導入されたが、今回これら2つの機能が強化されている。クライアントサイドでのマージ作業の多くが自動化されたほか、アップデートを実施しながらのツリーコンフリクトの解消が実現している。
Subversionが登場する前はCVSと呼ばれるバージョン管理システムがオープンソースプロジェクトでは広く採用されていた。SubversionはCVSとよく似た操作性を提供しつつ、CVSが抱えていたいくつかの問題を解決していたため、CVSを採用していた多くのプロジェクトがSubversionへの移行を実施した。現在ではほかにもいくつかの代表的なバージョン管理システムが存在するが、CVS系とよく似た操作方法を提供しているバージョン管理システムとしてはSubversionが代表的な存在。