Amazon Web Services

Amazon Web Servicesは6月4日(米国時間)、アジア太平洋地域(東京を含む)において「Amazon Redshift」のサービス提供を開始したと発表した。Amazon Redshiftは2013年2月に公開されたサービス。すでに1,000を超える顧客がサインアップを実施したと報告されており、現在も週に100以上のペースで新しいサインアップが実施されているという。

「Amazon Redshift」はデータウェアハウスを実現するためのサービス。1ペタバイトまでのデータセットに対応しており、大規模データ処理を必要とするクラスタをすぐに構築し利用できるという特徴がある。大規模データを処理するクラスタを自前で構築する場合、データセンターの確保、ハードウェアの調達、OSやソフトウェアのインストールとセットアップ、システムのセットアップなどさまざまな作業が必要になる。しかも、運用開始後の負荷増大に対してスケール可能なハードウェア構成にするのはかなりのノウハウを必要とする。

「Amazon Redshift」はそうした煩雑な部分をすべてAmazon Web Servicesに任せ、必要なサービスだけを手軽に利用することができる。性能もスケールするため、必要に応じてリソースを割り当てるといった使い方できる。最近ではエッジサーバのみならず、大規模データの処理もホスティングサービスを活用するケースが増えている。