情報処理推進機構(IPA)は6月6日、国家試験iパス(ITパスポート試験)とバーチャル・シンガー「初音ミク」とのコラボレーション企画として実施したイラストコンテストの入賞作品を発表した。
iパスは、IT化された社会で働く社会人が備えておくべき基礎的なIT知識を測る国家試験。イラストコンテストはiパスの周知などを目的としたもので、コンテンツ投稿サイト「piapro」内で4月に行われた。
コンテストでは「ITの世界へ羽ばたく未来(ミク)」をテーマにしたイラスト作品が募集され、1ヵ月の募集期間で221件の作品が寄せられたという。
審査の結果、最優秀賞を獲得したのは、「Fly to IT world」(作者 : れい氏)。初音ミクがかわいらしく描かれているところや、ポップで多彩な色使い、ITの明るい未来が感じられる点などが高く評価された。同作品はiパスのポスターやパンフレットに起用され、2013年6月下旬から、イラストを掲載したポスター・パンフレットが全国の大学・専門学校・高校、書店、企業・団体などで配布される予定になっている。
また、優秀賞は「ITパスポート2」(うぐいす氏)、「みらいのはこ」(40原氏)、「未来を変えるチカラ」(まおう氏)の3点。このほか、特別賞も2作品選ばれている。これらの入賞作品はiパスのWebサイトのさまざまなページに掲載されるほか、入賞作品がデザインされたクリアファイルも制作されるとのこと。クリアファイルは、8月から12月の間、全国約120ヵ所の試験会場において、iパス受験者に記念品として配布されるという。