ジャパンディスプレイは5月21日、対角5.2型でフルHDフォーマットに対応した高精細有機ELディスプレイを開発したことを発表した。

同開発品は白色有機ELとカラーフィルタを用いた構成で、赤、緑、青(RGB)と高輝度化に寄与する白(W)の4つのサブピクセルによるRGBW方式の画素構成を採用し、フルHDで423ppiの高精細画面を実現しており、これにより高画質でリアルなフルハイビジョン表示を可能にしたとする。

また、同社では、石川県の石川工場内に同開発品を少量生産可能なパイロットラインを敷設することを併せて決定。2013年度末より設備を搬入し、2014年の春に稼働させる予定としており、今後は、同ラインにて開発試作を行うとともに、有機ELディスプレイの量産化に向けた材料、設備などの検証を進めていく計画としている。

今回開発されたフルHDで423ppiに対応した5.2型有機ELディスプレイ