Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

Phoronixが「Ubuntu To Look At Replacing Firefox With Chromium」の記事において、Ubuntu 13.10で採用するデフォルトのブラウザを、現行のFirefoxから、Chromium (Chromeのオープンソース版)に変更するかどうか検討していることを報告した。Chromiumはすでにデフォルトのブラウザとして採用するのに十分に成熟していること、Ubuntu Touchのベースコードやアプリの基盤としてChromiumが使われることなどを加味すると、Chromiumをデフォルトにすべきではないか、という内容になっている。

UbuntuのデフォルトブラウザをFirefoxからChromiumへ置き換えるべきではないかという議論はこれまで何度も持ち上がっているが、今までは実現しなかった。しかし今回はUbuntu Touchという存在があるため、Chromiumへの切り替えが現実味を持っている。

Canonicalの取り組みとは逆にこの1年間で、デスクトップOSにおけるブラウザのシェアでは、Chromeはそのシェアを減らしており、逆にFirefoxがシェアを増やし続けている。Chromeへの切り替えが議題に上がった時期はChromeがシェアを伸ばしていた時期と重なるが、その面では現在は逆の状況にある。Firefoxの性能改善や新機能の追加も魅力的なものが多い。今後Canonicalがどのような判断をするのか注目される。