デルは、次世代ファイアウォール(NGFW)のエンタープライズ向け製品「SuperMassive」の新しいラインナップとして「Dell SonicWALL SuperMassive 9000シリーズ」を発表した。

「Dell SonicWALL SuperMassive 9000シリーズ」

侵入防止機能(IPS)、アンチマルウェア機能、アプリケーションインテリジェンス& コントロール機能を持ち、コア数やメモリ、スループットなど、ネットワークの規模/ニーズに応じて「SuperMassive 9600/9400/9200」の3つモデルがラインナップされる。

「Dell SonicWALL SuperMassive 9000シリーズ」のラインナップ

新製品は、企業/データセンター向けのNGFWの中で、SuperMassive E10000とE-Classの中間に位置づけられる製品で、両製品のギャップを埋めるもの。

デルソニックウォールのNGFWのラインナップ

デルソニックウォールの特許技術である Reassembly-Free Deep Packet Inspection(RFDPI)エンジンを搭載し、ポートやプロトコルに関係なくトラフィック全体を監視することで、脅威がネットワークに到達する前にブロックする。

Reassembly-Free Deep Packet Inspection(RFDPI)エンジン

インタフェースとしては、4個のSFP+ 10GbE インタフェースと16 個の1GbEインタフェース、管理専用インタフェースを装備する。価格はオープン。

「Dell SonicWALL SuperMassive 9000シリーズ」のインタフェース

米デルソニックウォール ネットワーク・セキュリテイ プロダクトマネジメント ディレクター ディミトリ・アイラペトフ氏

米デルソニックウォール ネットワーク・セキュリテイ プロダクトマネジメント ディレクター ディミトリ・アイラペトフ氏は、「ファイアウォール市場は、今後も増えていくが、3万ドルから15万ドルの市場が大きくなっている。SuperMassiveのキーテクノロジーはRFDPIセキュリティ・エンジンで、製品の核をなしている。RFDPIは統一されたストリーミングエンジン、パフォーマンスを上げスループットを向上できるエンジンだ。1コアから96コアまで拡張でき、スケーラビリティがあり、さまざまな製品に活用できる。今回の新製品は、通信事業者向けのファイアウォール技術をエンタープライズの領域で活用してもらうための製品だ。デルの第6世代の製品で、ファンや電源は冗長構成、ダウンタイムが許されない業務で利用できる。ラインナップには、24コアと36コアに対応した製品があり、非常にスケーラビリティのある製品だ」と述べた。