オージス総研とさくら情報システムは、データセンター需要の更なる高まりを見据え7月1日より、東京で2番目となる「東京第2データセンター」を東京23区内に共同で開業すると発表した。

同データセンターは、基礎免震構造を採用し、無停電電源装置と自家発電装置を備え、安定した電源を供給する災害に強いデータセンターとなっている。また、東京23区内の好立地で、複数路線から徒歩圏内でアクセスが可能なため、機器のメンテナンスや機器搬入時も便利。東京湾から約10km離れており、水害リスクが低く、N値260以上の強固な地盤となっている。

「東京第2データセンター」基礎免震構造

更に、既存の大阪データセンターと東京データセンター間をシームレスに接続し、監視・保守・運用からセキュリティ対策までの24時間365日サービスを提供することで、昨今高まる企業のBCP確保のニーズに対して、オージス総研グループのソリューション提案力を発揮し、既存のクラウドサービスなどと組み合わせて柔軟にDRサイト構築を支援していく。

両社は、今回の共同開設に伴い、運用体制の共通化や相互バックアップなどの連携を強化。また、これまでの構築・運用保守の実績を活かし、東京第2データセンターにおいても、構築から運用保守まで顧客ニーズにワンストップに応えることで、システム管理や運用に要するコスト軽減・災害対策・事業継続を強力に支援。更に、専任営業を配置するなど営業体制の強化を行う。

「東京第2データセンター」電源設備システム図

同計画により、オージス総研グループのデータセンタービジネスにおいて、5年後20億円の売り上げを目指す。