Google App Engine

Googleは「Python 2.5, thanks for the good times」において、Python 2.5ランタイムを指定してアプリケーションを新規開発できるのは2013年12月までとし、2014年1月からはPython 2.5ランタイムを指定できなくなる旨を発表した。Python 2.5を指定して開発をはじめた既存のアプリケーションはそのまま使い続けることができる。GoogleではPython 2.5を利用しているユーザへ、Python 2.7へのアップグレードを薦めている。

Googleは2008年のGoogle App EngineサービスローンチでPython 2.5をサポートした。5~6年間という期間を経て、ついに最初のバージョンが表舞台から消えることになった。Python 2.5と2.7は互換性があるため、ほとんどのユーザにとって2.5から2.7への移行は問題なく進められるとし、Migrating to Python 2.7などの文章を参考にアップグレードを実施することを推奨している。

Python 2.5から2.7へ移行することで利用できるサードパーティ製ライブラリの選択肢が増えるほか、スレッドなどの新機能も活用できるようになる。性能も向上するため、多くのユーザにとっては移行によるコストよりも、得られるコストの方が大きい。