東芝の欧州販売子会社であるTEE(Toshiba Electronics Europe)は5月2日(現地時間)、携帯機器向けに最大1Aの供給能力を持つCMOSロードスイッチを発表した。

今回発表されたのは「TCK101G」と「TCK102G」で、どちらも低消費電力を特徴とする。On抵抗の典型値は55mΩ(VIN=3.3V、IOUT=400mA)で、0.8mm×1.2mm×0.6mmサイズのWCSP6パッケージ(ピンピッチは0.4mm)で提供される。

動作温度範囲は最大85℃で、過電流リミットや温度保護回路も搭載される。入力電圧レンジは1.1V~5.5Vで、最小制御電圧は0.9A。また動作時の消費電流は8μA、スタンバイ電流は70nAとする。さらにTCK101Gは、オートディスチャージ機能も搭載しており、こうした特長が携帯機器向けに最適であると同社は説明している。

東芝の最大1Aの供給能力を持つCMOSロードスイッチ「TCK101G」と「TCK102G」