ゆりあげ港朝市共同組合は5月4日、宮城県名取市のゆりあげ港にて朝市を開催した。東日本大震災後に、ゆりあげ港で朝市が開催されるのは今回がはじめてで、2年2ヶ月ぶりの開催となる。

東日本大震災後はじめて同じ場所で朝市が開催された

ゆりあげ港では、4日に同港にてセレモニーを実施。ゆりあげ港朝市協同組合 理事長 櫻井広行氏、名取市長 佐々木一十郎氏のほか、カナダ大使館からポール・トッピル氏、在日カナダブリティッシュコロンビア州政府事務所代表のアブロム・サルスバーグ氏、カナダウッドグループ代表のポール・ニューマン氏らが登壇し、朝市の再開に関する喜びのコメントを述べた。

左からゆりあげ港朝市協同組合 理事長 櫻井広行氏、名取市長 佐々木一十郎氏、カナダ大使館公館 ポール・トッピル氏

朝市の会場内には、カナダからの支援を受け、「ゆりあげキッチン&ギャラリー メイプル館」を新設。設立には宮城県に本社を置く輸入住宅を扱うセルコホームが協力し、メイプル館の設立にこぎつけた。メイプル館は朝市に遊びにきた人たちの憩いの場になる予定でフードコートなどの設立を予定している。

朝市に遊びにきた方の憩いの場となるメイプル館

今回の朝市はプレオープンとなっており、同朝市担当者によると「ゆりあげ港朝市は9月にグランドオープンを予定している。そのタイミングにあわせてメイプル館にフードコートの設置などを検討している」と担当者はコメントした。