アイ・エム・ジェイは4月25日、スマートフォンを除く従来型携帯電話、いわゆる"ガラケー"の利用者を対象とした「ガラケーユーザーの利用実態調査」の結果を発表した。同調査は3月26日~3月28日に行われたもので有効回答数は1559名となっている。

同社は、予備調査として実施したアンケートをもとに、ガラケーユーザーを、今後もガラケーを利用する予定の「ガラケー継続層」と、スマートフォンに機種変更したいと考えている「ガラケー卒業層(スマホ予備軍)」の2つに分類し、それぞれの動向を分析している。

発表によると、ガラケー継続層と卒業層ではパケット定額サービスの契約率に差が出ている。ガラケー継続層のパケット定額サービスの契約率は57.7%、ガラケー卒業層は70.2%となっており、継続層はガラケーからのインターネット接続を積極的には利用していないことがうかがえる。

パケット定額サービスの契約の有無(発表資料より)

メールマガジンに関する調査では、ガラケー保有者のうち、ガラケーを使ってメールマガジンの登録・受信を行っている人は全体の32.6%という結果が出ている。ガラケー卒業層のスマートフォンへの機種変更を考慮すると、2年後には、ガラケーによるメールマガジンの登録・受信の割合は、モバイル端末全体(スマートフォン&ガラケー)の9.7%まで減少することが予測されるという。

ガラケー保有者のうち、ガラケーを使ってメルマガを登録・受信している人の割合(発表資料より)

モバイル端末保有のうち、ガラケーを使ってメルマガを登録・受信している人の割合(発表資料より)

このほか、ガラケー継続層に対して、スマートフォンへ買い替えない理由を尋ねた質問では、「月々の支払い総額が上がる(かもしれない)のがイヤ」という回答が最も多くなっている。

スマートフォンではなく、今後もガラケーを使い続ける理由(発表資料より)